3Dプリンター
MENTOSENの制作には、3Dプリンターが必須です。
原型を3Dプリンターで出力しない場合でも、デザイナー、職人その他の人と立体でデザインの感覚を共有するために、出力造形がとても大切なコミュニケーションツールとなります。
ラインの共通の認識
私たちが様々なプロフェッショナルとチームを組んで仕事をする時、一つの『線』一つの『面』の意識の共有は、とても大切なことなんです。
3Dプリンターを使うようになって最大の喜びは、どんなカーブラインを目指しているかをみんなで共通認識できるようになったことでしょう。
デザインと制作のコミュニケーション力が飛躍的に上がったと思います。
さらに、MESNTOSENの制作者たちは日本、あるいは海外にも散らばっていて、瞬時に意識を共有できるということは、とても頼もしいことなのです。
3Dプリンターはコミュニケーションツール
最初に考えたデザインの美しいラインや、かたちが制作協力者に正確に伝わる。
「こうしたら、もっとかっこいいよね」とか「こんな風にやったらもっと仕事が効率化されるよね」とか、そんな活発な会話ができることが楽しいのです。
また、そんなコミュニケーションを交わすことが制作者にとって楽しくてしょうがない。
私たちにとって、CADや3Dプリンターは、大切なコミュニケーションツールになりました。
デジタルテクノロジーは感性を表現するために
けれども3Dプリンターは、私たちにとっては一つの手段です。
そのデジタル技術は、効率化だけではなく、もっと楽しく、新しく、独自性に富んでいなければいけない。
デジタルテクノロジーが、大量生産や効率化のためだけのツールではなく、血の通った人間の微妙な感覚を表現するために私たちは使っていきたいのです。
その一方で、身に着けていて心地よく、耐久性があり、生活の一部として存在するプロダクトであること。
そんなものづくりが私たちはめざします。
3Dプリンター出力後、製品につくり上げていくのは、かなりアナログな人間の感性です。
コンピューターや3Dプリンターを使うことで、新しい活発な制作のコミュニケーションが生まれる。
そして、その結果意味あるものづくりができることが、一番大事だと思うのです。
by Akiko Yonei
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MENTOSEN のスタートと共に、
ちょっと面白いプレゼントを用意しました。 3月にスタートするクラウドファンディングのリターンとして準備しています。
曲線折紙プロップボール制作キット
MENTOSENが大切にしている『面』や『線』を折紙で体感していただこうと考えつくりました。
たった3枚の紙から、5~10分あれば簡単につくれてしまいます。
曲線折紙は、折紙工学の世界では一番熱い研究課題だそうです。
今回は私、米井が構造を調べて、製図、カット、私たちでほぼ自作しました。
制作キットの内容はー
・きれいな曲線の折線が入った短冊状の紙(
カーブのラインの折筋はがポイント。)
・オーナメント用の正絹の組紐。
・そして、動画のQRコードなどが入っています。
大きさは、手のひらサイズ。
クリスマスのオーナメントにもいいですね。
たった3枚の紙が美しい立体造形を生み出す感動
たった3枚の紙ですが、ちょっとしたカーブ折線の筋をつけることで、驚くほど簡単に、美しい立体が出来上がります。
YouTubeにつくり方を載せました
つくり方は、動画をつくってMENTOSEN のYouTube動画に配信しています。
見るだけでも楽しいので、見てください。
そしてよければ、MENTOSENのチャンネル登録や「いいね」もお願いします。
デジタルと人の手の仕事
MENTOSENがもう一つ大切にしているのが、人の手の仕事。
このプレゼントには、最終的に人がつくり上げる楽しみを、お客様にも楽しんでほしいと思って、あえて「制作キット」をつくりました。
MENTOSEN新作発表会 来年1/16㈰まで
2022年1/16(日)まで、お店やこのウェブショップで15,000円以上ご注文になった方にこの「プロップボール制作キット」を差し上げます。
この
『面』と『線』の美しさを体感してもらいたい
どうやって、『面』と『線』の美しさを伝えたらいいだろう?
と思ったときに、「折紙を折ってもらったら、きっと楽しいだろうな?」と思い立ち、この曲線折紙のプロップボールのキットをつくりました。
実は、結構時間がかかってしまって、
ジュエリーをつくらなければいけないのに、折紙をつくることに熱中してしまいました(笑。
差し上げるのは、ほんの3枚の紙と、紐なんです。
でもそこに、人の英知と、美的感覚と、アイデアがぎっしり詰まっている。
そして、最後はおうちで手を動かして、体感してもらうというのが、今回のみそです。
忙しい毎日ですが、5-10分程度時間を取って、3枚の紙から生まれる美しい立体の感動を味わってほしいと思っています。
自分たちのコレクションも、「なんだこれだけ?」というところから、感動が生まれるといいな考えています。
By Akiko Yonei
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ジュエリーの切削技術
よく、工業製品と人のものづくりは相反したもののように、言われるけれど。私にはどうしてもそう思えないのです。
たとえそれが、機械によってつくられたものだとしても、ピシッと切削され金属たちを見ると、とても美しいと感じてしまいます。
ここの板は、ワイヤーカットという技術でカットされています。
この切削技術は、他の精密な工業製品と同じように、やはり人間の経験値や勘が必要になります。
想像以上に、人の能力を必要とされています。
機械はどんどん新しいことができるようになったけれども、その機能をうまく使えるか、使えないかは、結局人しだい。
色々なテクノロジーに触れれば、触れるほど、機械がそこにあれば、高度なものが出来上がるという訳ではないことを、実感します。
機械の複雑なコンピューター制御の設定を、実試行錯誤して、失敗して、またやり直して、その経験と勘で、設定していきます。
技術から生まれる、デザインというものがあると思っています。
そのインダストリアル・テクノロジー(工業技術)に、創造性が無いなんてことは全くない。
「工業」は「工芸」の進化形ととらえることもできるのではないでしょうか。
実は、今の「工業」で制作に関わっている人たちの、情熱や人間的な「感覚」によって、こういう精緻で美しい製品が生まれてくる。
そしてそのあと、さらに人の手が入り、モノが出来上がっていきます。
MENTOSENの制作には、「切削」という技術が多く使われています。
Kosa[こうさ]ペンダント・Kosa[こうさ]ピアスは、切削技術によってつくられたリングです。 by Akiko Yonei
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日々の生活に使うためには、しっかりとした仕事、安定した仕事がとても大切だと考えています。日本の和彫りやそのほか鏨(たがね)を使ったテクスチャーなど、様々な日本の手仕事を取り入れているのがわかってもらえると思います。
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「Mentosen」は、コンテンポラリージュエリーのアーティスト達がデザインに参加し、関わって、新しい価値感を生んでいく試みをしています。
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日々の生活で、心地いいと思える『面』や『線』をデザインしていきます。それは、私たちの日々の生活の中にこそ、きっと美しさがあり、真実があると考えるからです。
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