#4 モノの価値って何だろう?ダイヤモンドから考えてみる。ダイヤモンドの価値は、どう作られた?
2026/6/2配信
市場経済の中では、モノの価値って「お金を支払う」ところだけに焦点が当てられるけれど、それはどういう経緯で出来上がって来たのか?
ダイヤモンドのマーケットの成り立ちを歴史的に話しています。
南アフリカのセシル・ローズとダイヤモンド
1800年台後半、南アフリカで鉱物採掘で巨万の富を得たセシル・ローズ。
セシル・ローズは、De Beers(デビアス)を設立します。
どんどん、ダイヤの鉱山を買っていきます。
De Beers(デビアス)とダイヤの価値
アーネスト・オッペンハイマーがDe Beersのトップになると、中央販売機構(CSO)をつくり、世界中のダイヤモンドの市場を一元管理していくことで、ダイヤモンドの希少性と資産価値を維持していきました。
CSOは、一時は世界のダイヤの採掘量の80~90%を持ち、サイトホルダーという特別なダイヤを購入できる会社をいくつかに絞りました。
また、ダイヤの価値が下がらないように、流通量を調整することで、ダイヤの価値が下がらないように維持していました。

独占から、他の国々の販売経路の拡大
現在は独占禁止法や市場環境の変化に伴い、かつてのような一元管理システムからは移行が進んでいます。
CSOという名称も使われなくなっています。
また、その他、ダイヤを算出するロシアやオーストラリアなどの、独自の経路でのダイヤの市場も現れ、De Beersの市場独占の形態は薄れてきました。
また、ラボグロウンダイヤモンド(工場でつくられるダイヤ)の流通で、ダイヤモンド自体の価値の考え方も変わってきています。
市場価値だけが価値ではない
時々、リフォームのご依頼などで、合成石などのリフォームの依頼を受けることがあります。
それ自体が、たとえ天然ではなくても、自分の親やおじいちゃん、おばあちゃんから引き継いだモノだったら、それはその人の心の中では、どんなに市場価値の高い大きな石より価値があるのですよね。
「価値」=市場の価値
では、無いとつくづく思う、今日この頃です。
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