¥176,000

Shikaku[しかく] Pt950/K18 リング

普遍的な美しさって何だろう?

「誰もが見て美しいと思う、感じる美しさって何だろう?」

私たちがたくさんのデザインをしてきて、ずっと考え続けてきたことです。

折り紙の世界や、バウハウス的なデザインに触れるうちに、数学的に説明できる『面』や『線』美しさはその条件を満たしているのではないか?...

と考えるようになりました。

Pt950/K18 コンビリング Shikaku(しかく)。キューブがぐるっと囲んだ2本着けもできるデザインで、マリッジリング・結婚指輪、普段使いにも。

デジタルと手の仕事と

数学的に説明できる美しさを追求するには、デジタルの力が必須でした。

このリングは、正方形で囲まれた立方体(キューブ状)のかたちが、ある角度を保って一周つながっています。

CADという立体造形ソフトを使って、デザイナー自身が原型を描いています。

一方で、デジタルの作業だけでは、人が長く心地よく身に着けるリングにはなりません。

このリングの仕事の出来を左右するのは、最後の仕上げをいかに感性よく仕上げていくか人の手の仕事にかかっています。

Pt950/K18 コンビリング Shikaku(しかく)。キューブがぐるっと囲んだ2本着けもできるデザインで、マリッジリング・結婚指輪、普段使いにも。

金属の質感を楽しむ

リング側面のテクスチャーはよく見ると放射線状に線が入っています。

これはCADデータで制作のため、3Dプリンターで出力した際に出てくるデータの痕跡です。

一般的には、この模様を消して磨き上げます。

けれど、私たちは、この偶発的にできてしまった細かな痕跡が、デジタルからのメッセージのような気がして、その表情に心を強く惹かれました。

Pt950/K18 コンビリング Shikaku(しかく)。キューブがぐるっと囲んだ2本着けもできるデザインで、マリッジリング・結婚指輪、普段使いにも。

側面のデータ痕+上面一周の淡いつや消し

もちろん、そのままではジュエリーとしての上質感は出てきません。

そこに、職人の丸山が、試行錯誤のすえ、淡いつや消しをかけることを提案してきました。

そして、上面はまた違ったつや消しを手で入れていくことにしました。

金属の質感、金属の表現は、明治以前の日本の刀剣金工などに受け継がれてきた独自の感性と技術。

MENTOSENのコレクションは、それぞれのコレクションごとに、独自の金属の質感を表現しています。

デザイナーと職人が、意見を出し合ってつくり上げていく、新しい金属の質感の表現です。

 

金の別パーツ

四角いキューブの5コマだけが、K18になっています。

「ここに金を入れたら...カッコいいよね...だけど難しい...」

プラチナ(又はシルバー)と金の部分を別々につくって、つくるのはとても難しい仕事に思えました。

Pt950/K18 コンビリング Shikaku(しかく) 側面の画像。キューブがぐるっと囲んだ2本着けもできるデザインで、マリッジリング・結婚指輪、普段使いにも。

というのは

(1)3Dプリンターの出力が、正確に造形できていること
(2)キャスト(鋳造)の段階でゆがみが無いこと・さらに側面の模様が消えないこと
(3)最後に、ぴったり正確に職人がろう付けし、きちんと仕上げられること

という条件が、きちんとそろわなければいけないからです。

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「やってみましょう!」

と言ってくれたのは、職人の丸山です。

最後苦しむのは自分だけど、あえてやってみたいと言ってくれました。

そして実現したのがこのShikaku[しかく]のリングです。

 

内側も立方体

通常のリングは、内側が均一になっています。

けれど、このリングは内側にも、『しかく』の面と線を残しました。

造形的なおもしろさを表現したかったのです。

もちろん、日常の中でずっと着けていて心地がよいリングーということが最も大切です。

内側は、各々の面を残しながら、人の手でやすりをかけ、一つずつの角を滑らかに仕上げています。

立方体の形があるのに、着けてみると全然気にならない。

こうしてちょと不思議な、おもしろいリングになりました。

Pt950/K18 コンビリング Shikaku(しかく)。キューブがぐるっと囲んだ2本着けもできるデザインで、マリッジリング・結婚指輪、普段使いにも。

リング内側の光の反射

リングの内側に面を残したことで、リング内側をのぞきこんだときに、光がきらりと反射して、回すと、その反射がてらてらと動いていきます。

内側のエッジを少し残しながらも、身に着けやすいよう美しい鏡面仕上げにするのは、高度で丹念な手仕事が必要になります。

高度な技術、丹念な仕事、感性

このShikaku[しかく]のリングの制作、仕上げは、丸山あゆみが担当しました。

生産効率の観点から考えると、このリングは非常に非効率なジュエリーなのです。丸山は難しい制作に苦悩しながらも、新しいことに挑む楽しさを感じるているようでした。
日本では男性が多数を占めるジュエリーの職人の分野で、彼女は 確かな技術と、新しい感性を持って仕事をし続けています。

これから、新しい世界を切り開いていってくれるでしょう。

制作に関わっている人たち

【リングサイズ直しの注意点】

キューブのかたちを保ったままのサイズ直しは基本的にはできませんが。
サイズ直しの必要になった場合は、キューブのかたちが一部少し長くなる、あるいは短くなる形でのサイズ直しは可能です。

【内文字について】

リングの内側に、記念の文字を彫入れます。
内文字をご希望の方は、購入オプションの「文字入れ」をクリックし、ご希望の文字をご記入ください。

  • 使える文字 : アルファベット大文字・「.」・「&」・「to」
  • 文字数 : 「.」「 &」も各1文字ずつと考えます(サイズが小さめの場合は入らないことがあります。その場合メール等でお知らせします。)
  • 文字例 : 2030.11.11 A to B

無料文字彫(手打ち刻印)

Pt950/K18YGリングには職人が15文字まで無料で刻印いたします。1文字、1文字手打ちで打刻していきます。(Pt950/K18YGのみ無料)
Shikaku[しかく]だけの特別なサービスです。

リング 文字入れオプション 無料文字彫 MENTOSEN

ご注文をお受けしてから
一点一点おつくりします

  • ご注文を受けてから一つずつ制作いたします。
  • 配送希望日は発注日から5週間後以降を指定してご注文ください。
    リングサイズについて
  • ウェブショップ受付可能サイズ:6番~18番
  • サイズが合わなかった場合、商品到着日から1か月以内1回のみ、最初に注文いただいたサイズ前後2番まで無料で対応いたします。(送料お客様負担)キューブのかたちが一部少し長くなる、あるいは短くなる場合がありますのでご了承ください。
  • リングサイズがわからない方
    サイズがわからない方は、リングサイズ表又はサイズリング貸し出しサービスをご利用ください。
素材 Pt950+K18 / シルバー925+K18 シルバー+K18のリングはこちらからご注文
重さ 10番の場合 : Pt950+K18 約4.5g / シルバー925+K18 約 2.5g(サイズ#10)
サイズ

ウェブショップ受付可能サイズ:6番~18番。

備考
  • 注文間違いは注文から6時間以内のメールのみでキャンセル、変更をお受けいたします。
  • サイズが合わなかった場合、商品到着日から1か月以内1回のみ、最初に注文いただいたサイズ前後2番まで無料で対応いたします。(送料お客様負担)無料サイズ直しの場合、キューブのかたちが一部少し長くなる、あるいは短くなる場合がありますのでご了承ください。
    シルバー+K18製品は無料サイズ直しは対応いたしておりませんので、ご注意ください。
ショッピングガイド
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